アメリカMBA留学記

投資銀行業界での勤務を経て、MBA取得のためにアメリカに渡ったKokomosuによる留学体験記

TOEFL対策について

今日は、MBA受験の一つの関門でもあるTOEFLについての私の対策方法を掲載したいと思います。

 全体感:
 まずは予備校での学習を通じて基本的な解法のストラテジーを会得し、できるだけ多くの受験をこなしました。(2013年の夏頃まではテスト間の期間を一定程度空けるというルールも無く、また、受験費用は会社から補助が出る仕組みにもなっていたため、自宅で問題演習をダラダラやるよりも、本番の緊張感の中で集中的に且つ大量に学ぶ方が早いとの結論に至ったということです。)
 予備校選びがうまくいったこともあり、3か月程度で30点以上のスコア上昇を達成し、6月の頭にはまずは一つの目標スコアである100点を超えることができました。確保可能な勉強時間も考慮の上、その後はGMAT/エッセイにシフトしたためその後点数の改善は叶いませんでしたが、最終的な着地点としては満足のいくスコアだったと思います。

 Reading:(最高スコア30点)
 Web TOEFLの教材を(課題も含めて)しっかりと指示通りにこなしたのが全てかな、と思います。後は多読も睨みつつ、休憩がてら英文の本をパラパラと読んでいました。日本人である私たちにとってそこまで難しいパートとも思わないですが、個人的には受験回によって大分難易度に差がある印象もありますし、「GMATのRCをこなしていく上で点数が上がる」ものでもない気がします。 

 Listening:(最高スコア30点)
 このパートにもストラテジー的なものは当然存在するのですが、最も“実力”が重要なところでもあるのかな、という気がします。Web TOEFLの教材をこなしつつ、自宅での学習時にはシャドーイングやディクテーションを地道に実施したことはもとより、通勤中/入浴時にもさまざまな教材を用いてリスニング演習を図りました。Reading同様、受験回によって難易度に差がある気はしますし、このパートの難易度が全体のスコアを左右するとも言われています。ただ、感触とスコアには全く相関が無い気がするので、途中で投げ出さず、最後まで集中することが大切かと思います。(抽象的な話ですみません。)

 Speaking:(最高スコア24点)
 まずはE4TGの解法を体得しました。ある程度のストーリー(自分のひな形)を頭に入れ、これを本番の問題内容に応じて柔軟に適用するというものでしたので、入浴中にこのストーリーを復唱したり、朝起きた直後にいくつか問題をこなしてから通勤する、といった方法を採りました。根本的な解法では無いのですが、特に1番と2番については周りの方の解答内容から問題が推測できることも多く、点数を上げるためにはこの環境をうまく利用すべきであることは言うまでもありません。

 Writing(最高スコア29点)
 テクニカルに点数を取ることが比較的容易なパートである気がします。問題演習量や文法力も大事ではありますが、何かしらのひな形を頭に入れ、450ワード以上を目指して大量の文書を書くことを目指しましょう。単語量とスコアの正の相関にいち早く気付くことがまずは大事だと思います。